クイーカ
Cuica
クイーカはたたくのではなくこする。 抱えて持つくらいの大きさの太鼓だが、この楽器の特徴は内部に木の棒が皮に取り付けられてること。その棒をちょっと濡れた手や布でこするわけだ。 ヒーヒーとか、キュキュキュとか、クキクキとかいう音・・・・この音を ウホウホ と形容した人もいる。名前の通りクィーカ!クィーカ!と聴こえるかもしれない。何とも南米らしい(?)音がする・・・・ とは言っても、もともとはアフリカの楽器だそうですが。
いずれにしてもこの音はノリノリの状態で演奏して、ノリノリの状態で聴かなければ、ただの雑音だ。
ちなみに、この手のコスリ太鼓は日本語では「
摩擦太鼓
」、英語では「
Friction drum
」という名で総称されているらしい。
人が笑う場合、息を吐きながら笑うのだけれど、大笑いすると、時に息を吸い込みながら笑い続けることもある。 そんな時ヒー ヒー とのどが鳴ったりするんだけど、クイーカの音はそれと似てる・・・かな。
サンバで使うブラジルの楽器。
スルド
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パンデイロ
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タンボリン
私家版 楽器事典 / 楽器図鑑
gakki jiten