ハーディ ガーディ
Hurdygurdy
ハンドルを回すと中に仕掛けられた円盤が回るようになっている。
円盤にはロジンが塗ってあり、張られた弦の下をクルクル回りながら弦をこする。
円盤はバイオリンの弓と同じ役目だが円なので終わりがない。
音程は鍵盤で弦を押さえつけることにより変化させる。
ハーディ ガーディは、11世紀ごろヨーロッパで考案されたという。
そこでふと大正琴を思い出す。大正琴は大正元年に出来上がったということらしいが、11世紀と比べたらついこの間だ。
大正琴はハーディガーディと同じ構造であり、なおかつハーディガーディはこすって音を出す円盤を持っているという点では、さらに面白い機構も持ち合わせている。
大正琴はそれはそれで立派に文化を築いていて独特な音色は他に例を見ない。でも日本が世界に誇る発明という表現があったりで、これはちょっと言いすぎのような気もするのですが。
ニッケルハルパ
|
ニニェラ
|
ガイゲンヴェルク
私家版 楽器事典
/
楽器図鑑 gakki jiten
|
| |