楽器名一覧
ラケット/ランケット Rackett / Rankett バロック型のラケット

木管楽器というべきだろうが、何と言うか、不思議な形をしている。私が子供の頃、稲の縄を結う時に隣のおじいさんがこんな形をした道具で稲を叩いていたなあ、確か。
重症の肩こりの時に使う肩たたきにいいかもしれないし、一輪挿しの花瓶のようで、また、しゃれたトックリのようでもあるけれど中身の構造は蓮根だ。 穴が10本、蓮根の通気孔のように通っていて出口までつながってる。穴はぐるぐると長いので見た目より低い音がでる。
日本ではラケットと表記することが多いけど、テニスのラケットと間違わないようにランケットのほうがいいのにね。
ファゴットやオーボエと同じ2枚リードの楽器。
ラケットの演奏

上のイラストは、バロック型のラケットでリードと本体の間に細い管(クルーク)が付いているが、 リードが本体に直接付いているルネサンス型のラケットもある。
楽器の本
 テニスの道具の名ののような、めずらしい楽器を紹介する。
 今頃こんな古い、もはや死滅した楽器などと思われるかもしれないが、これなどを見ると、ヨーロッパの人は、つねに何か新しいものを創作しないではいられないという、意欲がうかがわれようと思ったからである。
 このラケットは16世紀ごろ現れて、18世紀には消えてしまったが、どこでだれが設計したしたものかいっさい不明である。
 堅木で作った円筒の中に16本の管がつながりあって、吹き口はファゴットのような真鍮の曲管が差し込まれ、それにダブルリードがつけられている。 管の末端は、筒の中央から上にぬけ出していて、これらの管をみんなつなげれば2メートル以上の長い管となるのだ。
 筒の外には、9〜11個ほどの小さな指穴があり、これを手のひらや、指の関節で全部ふさぐと、管の全長の低音が出るようになっており、音域は4つの切り替え装置によって3オクターブ以上を出すことができた。
【図解】世界楽器大事典より引用

ファゴット | オーボエ