竜笛/龍笛
りゅうてき
♪ 京の五条の橋の上 大のおとこの弁慶は
長いなぎなたふりあげて 牛若めがけて切りかかる
牛若丸が橋の上で笛を吹いている図。いわゆる横笛。 雅楽で用いられる楽器であるが、古来より貴族や武士のたしなみでもあったようで、 牛若丸はこんな笛を吹いていたのだろう。
素材は女竹(めだけ)で、管の内側は漆(うるし)で仕上げてあり、外側は樺巻(かばまき)が施されている。横笛といえどコダワリの作り。指孔は7つ。
雅楽
では、
笙
(しょう) 、
篳篥
(ひちりき) 、
龍笛
(りゅうてき) を三管と呼ぶ。
笙(しょう)
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篳篥(ひちりき)
私家版 楽器事典 / 楽器図鑑
gakki jiten