
セルパン
Serpent
セルパンは旧い時代の管楽器。16世紀にフランスで使われだした。
木製で、表面にはなめし革を巻きつけてある。蛇(ヘビ)のような形状だが、その通りのネーミングで、Serpentはフランス語で蛇のこと。
教会でグレゴリオ聖歌で使われ、オーケストラでも採用されている。
イギリスなどでは軍楽隊にも使われたりしているが、19世紀に現れたオフィクレイドに、活躍の場をゆずるようになった。
トランペットやチューバのように唇を振動させて音を出すのだが、音程を変える仕組みは指孔を開け閉めする方式。
エアリードのマウスピースなので金管楽器に分類すべきだろうが、指使いは木管楽器だ。
イタリアではセルペントーネ(serpentone)。

ほらがい
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私家版 楽器事典
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楽器図鑑 gakki jiten
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