
音叉(おんさ)
Tuning fork
チューニングフォークというくらいであるので、ギターの調弦に利用することが多い
(フォークといってもフォークギターのFOLKではなく、食器のFORKとおなじフォークなのでお間違いなく)。
軽くたたくか、指で二本の棒をつまんではじく。それだけでは音はしない。音はしているのだがほとんど聞こえない。
ギターの胴、机の上、床の上など、硬いものに押し当てるとプーンという音がする。
Aの音、つまり440Hzが一般的で、ギターなら5弦のハーモニックス(2倍音)と合わせる。
柄を歯で噛んでも骨振動でも聴こえる。こうすると両手が使えるし、周囲に雑音があっても聴こえる。
もしくは、ちょっとカッコイイので「俺はミュージシャンだ」と周囲に何気なく知らせるために音叉を噛む。
最近では電子式のチューニングマシンがあるのであまり使われなくなったようだ。
中学生の時、共鳴の実験で初めて見た音叉。木の共鳴箱と一体型だ。
同じ周波数の音叉を二つ用意して、片方をプーンと鳴らすともう一方もプーンと鳴る。
また、違う周波数の音叉を二つ同時に鳴らすとウワン・ウワン・ウワンと唸りが生じる。
ご存知、ヤマハのマーク。音叉3本をデザインしてある。
よく見ると「楽器や音響機器のヤマハ株式会社」と「オートバイやエンジンのヤマハ発動機株式会社」はちょっと違う。
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私家版 楽器事典
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楽器図鑑 gakki jiten
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