楽器一覧(弦鳴楽器)
ギタロン Guitarron (Guitarrón Mexicano)
ギタロン guitarron ギタロンはメキシコの楽器。マリアッチというメキシコの音楽ではベースの役割を担う。

ギタロンという名称は スペイン語の Guitarra に rón が付いている。これは「大きな」を意味すので、大きなギターというわけ。
とはいうものの、ギターから派生したのではないらしいが、形や構え方がギターのようなので「大きなギター」と名づけたのだろう。 ギターのようにストラップで吊り下げて弾くのだけれど、あまりに大きいので表板を斜め45度くらい上に向けなければ弦に右手が届かない。

弦をはじく方法も独特である。弦を指で引っ張るようにして・・・掴むようにして・・・はじく。フレットがないので、モッコリとしたなかなかいい音。深いベース音。
2本の弦を一度に弾いてユニゾンやらオクターブで鳴らす技があるが、これが特別な弾き方なのかギタロンでは当たり前の演法なのか ・・・ごめんなさい、詳しく分かりません。

「ギタロン・メヒカーノ」がフルネームのようである。
マリアッチで使われるギタロン
マリアッチのスタイルでギタロンを弾くプレイヤー
本体がでっかいギタロンは、表面板を上向きぎみにしてストラップで吊るす。


マリアッチで使われるギタロン
メキシコの伝統的な楽団「マリアッチ」では、ギタロンはベースの役割を担う
ビウエラ マリアッチで使われる楽器

私家版 楽器事典 / 楽器図鑑
gakki jiten