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ザフーン Xaphoon
ザフーン xaphoon

ザフーンは、竹製の管楽器として1800年頃よりハワイで使われており、当時はバンブーサックスと呼ばれていたようだ。 後に(2000年ごろ)量産製品化し一般販売されるようになった。量産品の材質は、教育用のリコーダーや初心者用のクラリネットにも使われているABS樹脂というプラスチック。通称ポケットサックスとも。

ザフーンは、市場に出回る楽器としては新しい楽器であるが、その仕組みとしては特に新しわけではなく、現在普及しているサクソフォンやクラリネットと同じ1枚リードの管楽器。 古くは1700年代にヨーロッパで使われていた シャルモー と同じで金属のキーが付いておらず単純な構造である。

リード楽器としては、標準的な全長が 35cm ほどと短く、キーがなく直接指で孔を押さえる方法なので、なかなか正確な音を出すのは難しい。単純な構造の楽器は演奏者の演奏技術で音の良し悪しが大きく変わる。アンブシュアの特訓が必要なようである。


ザフーンを演奏する人のイラスト

私家版 楽器事典 / 楽器図鑑
gakki jiten