楽器の名前一覧(打楽器)
クンチャス Cunchas

クンチャス Cunchas/Pecten maximus
ホタテ貝のパーカッション。
貝殻パーカッションは世界中で使われているのだろうけど、Cunchas は、スペインの海に近い北西部の地域での民族音楽で伝統的に愛用されている重要な楽器。 ホタテガ貝の表面は波打っていてギザギザしている。貝殻の大きさも手に収まるサイズで扱いやすい。両手に持ってこすり合わせるとシャキシャキ・ジュリジュリとリズムを刻むことができる。

スペイン北西部のガリシアやアストリアス地方では、「ガイタと呼ばれるバグパイプ」や「小太鼓のタンボール」「正方形のフレームドラム」など、独特の楽器がある。 ホタテ貝のパーカッションはこれらの楽器とともに伝統音楽を支えている。
ちなみに、Cunchas は「貝殻」の意味で そのまんまの名前だ。
スペインの地図
大西洋に面した ガリシア と アストリアス


ガリシア地方・アストリアス地方の楽器

ギザギザをこすって音を出す


私家版 楽器事典 / 楽器図鑑
がっきじてん