私家版楽器事典／がっきじてん

<strong>楽器図鑑／楽器の名前</strong><br> <p>オートハープ</p> 弦は短いほど、細いほど、強く張るほど高い音が出る。逆に、長いほど、太いほど、張り方が弱いと低い音がでる。<br> この理屈で弦をずらっと張りめぐらせてあるのがピアノやハープの類（たぐい）だ。<br> このオートハープ、ド・レ・ミ・ファと単音で鳴らすのではなく、もっぱら和音（コード）専用に作られている。コードバーというのが付いていて、それを押し下げると和音を構成する音以外をミュートする。<br> ミュートする弦の部分にフェルトが付いて、フェルトが弦を押さえる仕組みになっている。胸のあたりに抱きかかえるように持って、弦全体をかき鳴らす。<br> かつて、五つの赤い風船の西岡たかしが「遠い世界に」を歌うときに使ったので、アマチュアフォークミュージシャンもよくこの楽器を使った。<br> クロマハープとかコードチターとも呼ばれる。<br> （がっきじてん）<br> <a href="music_autoharp.html">オートハープ／クロマハープ</a> <p> <center> <span class="font_end"> 私家版楽器事典／がっきじてん</span> </center> </p>