木管楽器:フルート
古くよりフルートは、大きな会場で演奏してもしっかりと聞き取れるよう楽器製作者により数々の改良が加えられてきたが、このベーム式が現れたたことにより改良の終止符がうたれた。
金属でできたフルートは、唇が触れる部分にリッププレートという台座がついている。これは、木でできていた時代のフルートと外径を同じ太さにするためのものだ。 金属で作ると内径が同だと外径は薄くて小さくなるため、このような部品をつけることになった。
ちなみに、モーツァルトやベートベンは、音の貧弱なフルートしか知らずに亡くなった。モーツァルトはフルートをあまり好ましく思っていなかったようだ。なにせ音が小さくて性能が悪かったから。 このすごいベーム式フルートは彼らの死後発表されたわけだ。