楽器事典 楽器図鑑 パン・フルート
サンポーニャは今も民族楽器として存在するが、パンフルートは今や一般化した大衆楽器だ。
パンフルートとサンポーニャは起源が違うのだろうけど、 サンポーニャもひっくるめてこのような形態をした楽器を総じてパンフルートと呼ぶようになった。
世界の楽器 楽器じてん
ギリシャ神話:パンの笛
パンは、アルカディアという森に住む牧羊や羊飼いたちの守護神。この神様、妖精のシュリンクスに恋しちゃってストーカーを始めたんだ。
シュリンクスはパンから逃げようと、ついに湖に潜り込んで隠れた。
それを見たパンも湖に入り込んでシュリンクスをつかまえようとしたのだけど、手に取ったものは葦(あし)だった。
パンはスケベだったけれども音楽好きでもあった。葦を使って楽器を作ったんだね。それで、その楽器をシュリンクスとかいってね。
この楽器シュリンクスともパンフルートとも呼ばれるのはこんなギリシャ神話からだとさ。
中国・日本では排簫。
パンパイプ
パンの笛
シュリンクス
パンフルート
簫
パンフルート/パンパイプ