楽器図鑑/楽器の名前
ポルタティーフ,オルガン
楽器の名前。ポルタティーフ。ポータブルオルガン。オルガネット。演奏方法はハーモニウムと似ているが音を出す構造が違う。
ポルタティーフはパイプオルガンを超小型にしたもの。
ポルタティーフは、持ち運びができるパイプオルガンで家庭でも演奏できるように作られた。
膝の上に置いて左手でフイゴを使って空気を送り、右手は鍵盤担当でメロディを奏でる。
Portativeは英語のポータブル(portable)のことなので、携帯電話をケータイと略してるのと同じだね。
ポルタティーフだけでもこの楽器のことを指すけれども、正確にはポルタティーフ・オルガンと呼ぶべきか。
レガールやハーモニウムと演奏方法はよく似ているが、音を出す構造が違う。
レガールやハーモニウムは金属のリードが音源であるが、ポルタティーフはパイプの笛だ。音がでる仕組は協会のでっかいパイプオルガンと同じ。
12世紀ごろから絵画に描かれていて中世・ルネサンス時代にはとても流行りの楽器だったようだ。
イタリアではオルガネットと呼ばれた。
ポルタティフ・オルガンを演奏する女性
左手で鞴(ふいご)から空気を送り込みながら、右手で鍵盤を操作する。
楽器は膝の上に載せるか、テーブルの上に載せての演奏が、もっと小さな楽器ではストラップで吊り下げて、立った状態で演奏する場合もある。