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サズ
Saz
7本弦のサズ
サウンドホールはお尻に開いている
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サズは、トルコやバルカン半島あたりの弦楽器。
底の丸い涙型の胴に細長いネックが付いている。ネックにはガットやナイロンでできた可動式のフレットがグルリと巻かれている。
弦の配置に特徴がある。調弦のペグが7個付いているということは、弦も7本。なんか中途半端な数。
よく見ると、3組の構成(3コース)で弦が張られていて、高音部に3本、その他は2本で合計7本だ。
2本組3コース、合計6本の楽器もあるようだが、7本弦のほうが一般的なようだ。
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サウンドホールの位置も変わっている。サズは胴体のお尻の部分に丸く穴が開いている。
サズは、
バーラマ(bağlama)
とか、
ブズク(buzuq)
という名前もあって、これらは、ギリシャに伝わり「バグラマ」や「ブズーキ」というギリシャ固有の楽器名にもなっている。
私家版 楽器事典
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楽器図鑑 gakki jiten
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