チフテリはバルカン半島のアルバニア系の人たちに受け継がれた楽器。
底が丸いボディに細長いネック・・・この形状は古くはペルシャのセタールという弦楽器があって、中国や東ヨーロッパで広くこの形が伝わっている。おそらくギリシャのジュラもこの系統だろう。
アルバニアといえば双頭の鷲がシンボルだという。
この辺りの国々はたくさんの民族で複雑な歴史があるよう・・・・チフテリはコソボの人たちの楽器と紹介されていたりする。これらの歴史には詳しくないのだけれど、このチフテリに描かれている双頭の鷲には何かしら思いが込められているのだろう。
チフテリの弦は2本で、いつも2本一緒にピッキングする。1本だけをメロディとして使い、もう1本はドロー弦として演奏する。
チフテリは2本の弦を一緒にかき鳴らす。1弦をメロディとして使い、もう1本は伴奏としてのドロー弦で、音程を変える場合は親指で押さえる。
ジュラ
|
セタール
私家版 楽器事典
/
楽器図鑑
gakki jiten