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キット
Kit
レベックからスタイルを受け継いだキット
16世紀〜18世紀ごろに使われていた小型のフィドル。オーディオ機器なんぞ無い時代、ダンス教師が携帯していたという。
キットというのは英語の呼び名。
ポケットに入るということで、ドイツでは
Taschengeige(ポケットバイオリン)、
フランスではpochette / poche(ポシェット)
などと呼ばれていた。本当にポケットに入るかどうかはちょっと疑問ではあるが・・・。
ビオール属、バイオリン属からスタイルを受け継いだキット
このキットは、ビオラ・ダ・ガンバやバイオリンの形を受け継いでいる。
西洋の古い時代の弦楽器は顎(あご)で楽器を挟んで支えるではなく、胸のあたりに押し当てて演奏していた。
これは、キットバイオリンに限らずほとんどの弓奏楽器はこのスタイルでだった。
私家版 楽器事典
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楽器図鑑 gakki jiten
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