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スルントゥム Slenthem

スルントゥム(スレントウム, Slenthem
スルントゥムのマレット

ガムランの楽器。薄い金属板(音板)7枚を配置し、それぞれの音板に円筒の共鳴器が配置されている。
低音が響く鉄琴だ。鉄琴といっても実際の音板は「鉄」ではなく「ブロンズ」でできているのが標準。安価なものは鉄製もあるという。
グンデル・パヌンブン(gender panembung)とも呼ばれる。


ガムランの低音鉄琴:スルントゥム(Slenthem)/グンデル・パヌンブン(Gender panembung)
スルントゥムは、片手にバチを持ち、もう一方の手は響きを止める(ミュート)ために音板の端っこをつまむ。
金属製の音板なので、硬い音をイメージしてしまうが、ボワーンという感じの低く柔らかい音質だ。 柔らかい音はバチの構造にもよる。バチは、円盤状で周りに布やゴムが巻かれており、ふんわりと柔らかい音を発生させる。

インドネシアの楽器

私家版 楽器事典 / 楽器図鑑
gakki jiten