シロフォン Xylophone 英語では Xylophone であり、ザイロフォンという。 xylo は、材木の意味。もとはギリシャ語の Ξύλο で、クシロと発音するようだ。 なので、ザイロフォン や クシロフォン のほうが正しい発音。でもまあ日本ではシロフォンで通っているので、それはそれでわざわざ訂正することもないだろう。 これは、学校教育用のシロフォン。私も小学生の時使ってた。 ちなみに 音域を拡張した木琴をシロリンバ (xylorimba）ということがあるが、これもやはり ザイロリンバ とか クシロリンバ のほうが正しい発音になる。 てなわけで、"Xylo ..." には木という意味があるということで、もう少し蛇足を続けると ・・・。 xylographic は、木版技術 xylophage は、木食い虫 夏になるとブンブンと音をたてて花の蜜を吸いに来るクマバチ（正確にはキムネクマバチ）の学名は Xylocopa appendiculata circumvolans。 "Xylo ..." という言葉が付いている。これは、枯れた木の枝などに巣を作るというところからきている。英語では カーペンター・ビー（大工さんの蜂）で、やはり木の巣作りに由来してるんだね。 クマバチ属の学名は Xylocopa 木に孔を開ける昆虫を総じて xylotomous insect というんだって。 私家版 楽器事典 ／ 楽器図鑑 gakki jiten