チュニリ
Chuniri / Chianuri
チュニリはグルジア(ジョージア)の弦楽器。弓で弦をこすって音を出す。
木の板を丸く輪にして、片面に皮を張り共鳴胴にしてある。だから胴体の裏側は底抜けだ。
ネックは共鳴胴を貫いて差し込まれていて、貫いて短くはみ出した部分はエンドピンとして弦をまとめて止めるようになっている。
弦は3本。松脂(まつやに)は共鳴胴の横腹に溶かしてくっつけておき、張り付いた松脂に弓の毛をこすり付けてすり込む。
チュニリは、半月形の弓で3本の弦を同時に擦って和音を出す。左手はギターやウクレレのようにコードフォームが決まっているのだろう。この和音を伴奏にフォークソングを歌うんだね。
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チュニリは、脚の間に挟んで構える。 半月形の弓で3本の弦を同時に擦る。和音を出しながら、同時にメロディも奏でる。
私家版 楽器事典
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楽器図鑑 gakki jiten
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