中国では楽器の改善に熱心だ。
神戸の税関で見たのだけれども、押収された二胡が展示されてあった。これはおそらく表面の蛇皮が輸出入禁止だったので押収されたのだろう。
それはともかく、その二胡にはチューニング用のペグにウォームギアが組み込まれていた。
二胡独特デザインを損なうことなく新しい技術をなにげに取り入れている。あとで分かったのだけれども、二胡のヘッドにはウォームギアが組み込まれているのはすごく当たり前のことのようだ。
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この「管」にしても、もともとは竹と葦の素朴な作りだったのだろうけど、例えば金属のデザインを施してみたり、西洋音楽の調律に調整してみたりで、地球規模的な音楽に見合うようにどんどんと改善されている。
すぐ近くの日本ではどうかというと、中国から伝来した箏(こと)や琵琶も三味線も、なかなか新しい機構を取り入れたりしない。いいのか、悪いのか、判断しづらいね。
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