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コキリコ
Kokiriko
この、蛾の幼虫の芋虫みたいなのは、Kokiriko だ。
また、チョコレートとミルクキャラメルの詰め合わせのようにも見えるが、これは Kokiriko だ。
ラテン系の人達は、打楽器が大好きだ。たぶん、骨盤や背骨がパーカッションでできているのだ(なんのこっちゃ)。リズムがなければ生きていけなくて、リズムを刻めるものなら世界中から集めて自分達のものにしてしまう。
そう、Kokiriko は、日本の「こきりこ」である!!
古来より農耕民族で、コメが主食で、リズム感がなくて踊るときは足を上げずに床にスリスリして踊り、激しいリズムなんて下品であって、静粛の中の ししおどし の響きにワビ・サビを感じ取ることができる感性をもった日本民族古来の楽器だ・・・・
これがラテン・パーカッションに変身なんてビックリである。
ただ、ちょっと勘違いがある。
竹でできている「こきりこ」と、木片をつないだ「こきりこささら」が、ごちゃまぜになっているのかもしれない。
この、ラテン系 Kokiriko は、「こきりこささら」または「びんささら」と呼ばれている富山県の民族楽器から来ている。「こきりこ」は、2本の竹を打ち鳴らす楽器なのでね。
でも、それはそれでしょうがない。「こきりこささら」を「こきりこ」と呼ぶ日本人も多いのでね。
それにしても、あのラテン・パーカッションでは超有名メーカーが、日本の打楽器をラテン音楽の楽器として販売するとは・・・さすがといえばさすが。
・・・・小型の Kokiriko は Pocket Kokiriko というんだって。
The Kokiriko originated in Japan as a percussive sound effect instrument.
・・・てな具合で紹介されていたりしますね。
日本の「こきりこ」は、これです。
私家版 楽器事典
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楽器図鑑 gakki jiten
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