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サロン
Saron
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ジャワのガムランで使われる
メタロオフォン*。
青銅で作られた、かまぼこ形の音板を並べてある。
木槌のような撥(ばち)でたたく。日本では半鐘をたたく木槌のような撥を撞木(しゅもく)というが、これはまさに日本でいう撞木である。
音が長く伸びるので、メロディーをひくと濁った不協和音が ワン ワン ウヮーン 響いてしまう。そこで、叩くのは撞木を持った右手。左手は音板をつかんでミュートし、複数の音が同時に鳴り響かないようにする。
*メタロフォン
とは
打楽器のうち、音程を出せる楽器。さらにその中で金属の音板を持つものをメタロフォン(metallophone)という。
鉄琴というと「鉄」でできた・・・というイメージが先にたつが、アルミ合金であっても銅合金であってもメタロフォンである。つまり金属でできているわけで「金琴」なのだけど「きんきん」では語呂が悪い。きんきんよりもメタロフォンのほうが言葉の響きがいい。メタロフォンは楽器としての音の響きもいいしね。
ただし、ヤマハなどの有名メーカーがグロッケンシュピールとビブラフォンの中間的な大きさの楽器をメタロフォンと呼称して販売していたりするので、ちょっとややこしい状態。
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音板が7個の サロン パネレス saron-panerus
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音板が9個の サロン ワヤン saron wayang
音板を打って音を出し、次の音板を打つと同時に 鳴り続けている音板をつまんで音を消す。
私家版 楽器事典
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楽器図鑑 gakki jiten
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