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シャリュマイ
Schalmei (Schalmeien)
シャリュマイ(シャルマイ)はドイツで生まれた管楽器
見た目は金管楽器だけれど これは木管楽器
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シャリュマイは、もともとルネッサンス期に使われたダブルリード木管楽器。shawm(ショーム)のドイツ語が schalmei。
ここで紹介している schalmei は、ダブルリード木管楽器ショームの流れをくむものではない。当時の名前を転用しているけど、構造は別物である。
同じリード楽器ではあるけれど、ハーモニカと同じフリーリードだ。屋台での豆腐売りで鳴らす豆腐ラッパを音程違いで何個も並べた楽器というところ。
フリーリードは一つ一つの音程が固定されているため、音階を出すためには複数のリードが必要となる。
音程ごとに8本〜12本もある管(ベル)が特徴的。
起源をたどると、列車の車掌の合図に使われた笛だというが、もっともっと遠く起源をたどると
東アジアの笙の仲間
に通じる構造をしているので、そのあたりにヒント得て作られたような気もするのだけれど。
太鼓との合奏で、パレードや催し物では大活躍する。
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私家版 楽器事典
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楽器図鑑 gakki jiten
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