トレンビタ Trembita 　トレンビタは、3メートルほどもある長い長い木製 (トウヒやマツ) のラッパで、表面は樺（カバ）の皮で包んである。 東ヨーロッパのカルパティア山脈。その山岳周辺に住むグツール民族(Hutsuls)やグラル民族(Gorals)の楽器であり、音の出るコミュニケーションツールでもある。主にウクライナで使われている。 　広くて森林の多い山岳地帯では音による通信が有効。羊や犬を導く羊飼いに愛用されており、また 結婚式や葬式などのイベントでも使われる。 ウクライナの楽器 この長いラッパは、 スロバキア、ルーマニア、ウクライナ、ポーランドと広範囲で使われており、地域によって リガフカ／リガウカ(Ligawka)、バズナ(bazuna)などの名前がある。 リガフカ Ligawka リガフカも東ヨーロッパで使われている長いラッパ。リガフカはポーランドでの呼び名。 トウヒやハンノキなどの木材で作られている。 他にも 長い長いラッパ 私家版 楽器事典 ／ 楽器図鑑 gakki jiten