ツォール Tsuur (Chuur)
モンゴルの木管楽器:ツォール Tsuur
ツォールは、モンゴルやトゥバ共和国で使われている管楽器。
牧畜民の間で一般的な木管楽器で、さまざまな長さのものがある。 モンゴル西部では、主にアルタイ・ウリャンカイの人々によって使用されているが、カザフ人やトゥバ人のような他の民族グループが演奏したことが知られている。

指孔は3つだけ。
吹くテクニックは、 古典的なペルシャ音楽のネイ(ナイ) と同じように、歯、舌、唇を利用する。

モンゴルの木管楽器:ツォール(Tsuur)の演奏
ツォールは、楽器としての構造は単純だが、演奏方法は特殊。
左手は、手のひらを上から包む様に持つ(これは、私たちがよく知っている方法)。右手は楽器の下側から支えるように持ち、表面に位置する親指も使って孔を開け閉めする。(右手、左手は反対の場合もある)
何よりも特別なのは、ツォールを吹きつつ 声を出して歌うこと。声と笛の音のアンサンブルを一人の奏者がやってのける。


モンゴルの楽器

エンドブロウン・フルート/シャクハチ類の木管楽器

私家版 楽器事典 / 楽器図鑑
gakki jiten