
ティンバレス
Timbales
コンガ、ボンゴ、カウベル、カバサなど、ラテン音楽ではこれでもかというくらい様々なパーカッションが使われるが、
ティンバレスはそんな中でも明るくはっきりとした刺激的な音だ。
スネアドラムに似ているが、裏面に膜(ヘッド)がない。
スティックで叩くのだが、胴の横っ腹を叩いたり、リムショットといって枠と膜を一緒に叩くという演奏法も多用される。
カウベルやシンバルとセットで使うことが多く、ドラムセットに組み込む奏者もいる(このイラストではカウベルを取り付けている)。

ティンバレスのスティックはスネアドラムやドラムセットのように先端に向かって細くなってはいない。円筒型で同じ直径のまま真っ直ぐに伸びた形状になっている
2個(または2個以上)でティンバレスで、単体ではティンバル(Timbal)。ただし Timbal は太鼓の総称でもあるようで、ティンバレスはセットでティンバレスと呼んだほうがいいようだ。

ティンバレスの兄弟
ティバレスには、兄弟があって、
胴の口径が小さく、標準ティンバレスより高音が出せる
ティンバリートス (Timbalitos)。
そして、口径が大きく低音が出せる
サンダーティンバレス (Thunder Timbales)がある。
ロート タム
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コンガ
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ボンゴ
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カウベル
ラテンミュージックで使われるパーカッション
私家版 楽器事典
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楽器図鑑 gakki jiten
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