楽器一覧(弦をはじいて音を出す)
5弦バンジョー ロングネック バンジョー
テナーバンジョー プレクトラム バンジョー

5弦バンジョー 5-string Banjo
5弦バンジョー banjo
フィンガーピック イラストのバンジョーは 5弦バンジョー
親指、人差し指、中指にフィンガーピックを付けてひく。弦は、5本の内1本がネックの途中から張られているのが特徴。 ブルーグラスなどではお馴染みであるが、この途中から生えている細い弦の音が、速い動きのメロディや分散和音にオカズとして入りこんで独特の心地よい不協音を出す。
「心地よい不協音」とはいかがなものかと思うが、バンジョーはアタックの音量が大きく響き、割りと速く衰弱する。硬いフィンガーピックはこの音質をさらに増強している。♪ コン・コン・コキカキ・コン・・・てな音。 ひとつの音が長く響かないので、分散和音も素早いメロディのように聞こえる。だから、不協音であっても音があまり重ならないので単音がメロディーとして転がるように過ぎていく。

「最も演奏がやさしい楽器は、アメリカ音楽協議会1977年9月の発表ではウクレレである」と、ギネスブックに載ってた。 まあ、こういうのは数値で表せるわけではないので「一番」がどうのというのは いい加減なもんだがね。簡単か難しいかは、演奏する曲によってかなり違うし。
この5弦バンジョー。 ウクレレと同じようにコードフォームを押さえてピロンピロンと全体をゆるやかにはじくなら ウクレレと同程度の簡単さではあるが、上述のようにスリーフィンガーでブルーグラスなりの楽曲を演奏するとなると、そうはいかん。 どんな楽器でも練習すればうまくなるけれども、5弦バンジョーは一生かけても弾きこなせない場合もある。
バンジョーの演奏

バンジョーはアメリカで生まれた楽器である。 が、もとはアフリカの弦楽器(エコンティンやンゴマ)を真似て作った・・・・・。いや違う、皮付きのタンバリンにネックを取り付けて弦楽器にしたものでアフリカの楽器とは関係ない、とも。 どっちが本当だ。どっちでもいいんだけど、このような議論の時、どちらも本当だという意見は無いようだ。
アメリカに連れて来られた黒人達がアフリカにあった楽器を思い浮かべて、たまたまタンバリンがあったのでバンジョーの原型を作ったのであれば、どちらが正しいもないもんだ。

アール スクラッグス(Earl Scruggs) 5弦バンジョー
アール・スクラッグス(1924年 - 2012年)
さて、♪ コン・コン・コキカキ・コンについて....。
ブルーグラス では、お馴染みの素早い演奏スタイル。アール・スクラッグスは3本指で(親指、人差し指、中指)で、短い第5弦を巧みに使い コン・コン・コキカキ・コンと転がるように弾く方法をあみ出した。 これは、今までにない演法で「スクラッグス・スタイル」とも呼ばれた。
1949年にリリースされた「フォギー・マウンテン・ブレークダウン Foggy Mountain Breakdown」は彼のバンジョー・インストゥルメンタルを、永続的に引き継がれる名作になり、現在でも5弦バンジョーといえばフォギー・マウンテン・ブレークダウンに行き着く。 そして、1962年から日本でも放送された「じゃじゃ馬億万長者」というアメリカのTVドラマを知ってるかな。貧しい田舎の一家が石油をひょんな事から掘り当てて、ドタバタが始まるというもの。このテーマソングでバンジョーを弾いているのがアール スクラッグスだ。

アール スクラッグスは、20歳になる前からバンジョー弾きとして活躍しているが、上のイラストはが80歳ごろの写真から模写したもの。


エコンティン | リゾネーター・ギター

私家版 楽器事典 / 楽器図鑑
gakki jiten