楽器一覧(弦鳴楽器)
ヨウヒッコ Jouhikko
ヨウヒッコ Jouhikko
ヨウヒッコは、フィンランドの古い時代の民族楽器。チターやリラの形をしていて、ネックのない弓奏楽器。
左手で弦の振動幅(長さ)を変えるが、指板がないので弦を押さえこまない。指の腹や、指の背中(爪のあたり)を弦に押し当てる。
ヨウヒッコの演奏

民族の英雄や神話などを物語として語り伝えるものを叙事詩という。フィンランドには 「カレワラ」という民族叙事詩がある。 カレワラの詩は7〜10世紀頃、農民や漁民らによって作られメロディをつけて語り継がれる。その伴奏として、このヨウヒッコが活躍したんだそうな。
フィンランドの南、エストニアでは タルハルパ (Talharpa) とか ヒーウ・カンネル (Hiiu kannel)とよんでいる。

タルハルパ/ヒーウ・カンネル

シェトランド諸島の Gue | クルース

私家版 楽器事典 / 楽器図鑑
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