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コルヌ Cornu
コルヌ
コルヌの演奏スタイルはスーザフォンのようだ


コルヌは、古代イタリア半島のエトルリア、ローマの金管楽器。
管の長さは3メートルほどあり、ほぼ円形にグルリと丸く巻いてある。 円の直径にあたる部分にささえ棒があって、この棒を肩にに載せて演奏する。公式行事のパレードや軍隊なので使われたようだ。 イタリアの Cornu は、英語で Horn のこと。つまりカタカナ書きの「ホーン」であって「ホルン」のことでもある。 そうですそうです、ラッパは角(ツノ)から生まれたんだものね。


コルヌ
コルヌ(cornu) と ブッチーナ(buccina)
コルヌ(cornu)と大変良く似たラッパに ブッチーナ(buccina ブッキーナとも)というのがあって、いずれも古代ローマの軍隊で使われていた。兵士に指示をあたえたり、食事や起床の時間を告げたりしたようだ。

ブッチーナは、コルヌより細い管で開口部のベルの形も違っていたということだが、よく分からない。 このふたつは、役割がはっきりと別れて使われていたらしいが、現在ではその名称は混同して呼ばれていることもあるようで区別がどうも分かりづらい。
ただ、名前の由来ははっきりしていて cornu は「角(つの)」の意味からで、buccina は「大きな巻き貝」の意味からきている。

ルール | ナルシンガ | ツインク

私家版 楽器事典 / 楽器図鑑
gakki jiten