ラナート・エクはタイの木琴。
舟形の音響箱に紫檀またはチークで作られた木板を並べてある。
音程のチューニングは木板の裏に蜜蝋と鉛の混ぜたものをくっつけて調性する。
マレット(ばち)は2種類あって「マイ・ヌアム」という柔らかい材質のヘッドを持ったものと、「マイ・ケン」いう堅いヘッドを持ったものがある。
想像の通り柔らかいヘッドは柔らかい音、堅いヘッドは堅い音が出る。伴奏の和音には「マイ・ヌアム」、メロディ担当は「マイ・ケン」となる。
ラナート本体も2種類ある。高音の ラナート・エク(Ranat ek) と、低音用は ラナート・トゥム(Ranat thum)。