私家版 楽器事典 / 楽器図鑑
gakki jiten
楽器辞典 トロンバマリーナ
トロンバマリーナとは:旧い時代の弦楽器。全長2メートルほどの大きさ。弦は1本。弓で弾く。 弓でこすって音を出すのだけれど、倍音(ハーモニックス)で音を出す。 もう一つの特徴は、ブリッジに「サワリ」がついているということ。
。1.5メートルから大きいな物では2メートルほど。 構え方はチェロのようだけど2メートルもあるようなのは座っては無理。立って演奏する。 名前の意味は「海のトランペット」。なぜそう呼ばれるのか詳しいことは分からない、と、とある本には書いてある。海上で起きる水の竜巻のことをスペイン語でトロンバマリーナというようだけど、たしかに竜巻の形に似ている。
トルムシャイトとも。
世界の楽器
片手で持ち上げて演奏する小型のトルムシャイト。
このイラストはハンス・メムリンク(Hans Memling 1400年代)の絵画「楽奏天使」よりイラストに転写させてもらったものです。
この絵画のトルムシャイトも、左手より 弓を持っている右手を手前にして弦をこすっている。