
敔
ぎょ
(ユイ/yu)
中国・韓国の古い楽器。トラらしき獣の形。木櫟(もくれき)という細かく切れ目を入れた竹で背中のギザギザをこする。
「敔」は差し止めるの意味で、この楽器を鳴らして音楽の終わりを告げる。

・・・・これが堂々と楽器として作られたのは、古代中国(周代)で、敔(ぎょ)という不思議な楽器である。
木彫りの虎の背中に三十六の刻みをつけ、竹のささらで頭を三度たたいて、背筋を三度なでる。
これが音楽が終わったことを示すもので、この楽器の奏者は、最後にこれを擦るために、始めからいく時間もしゃがんで、その時を待っているのである。
世界楽器大事典より引用
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敔(ぎょ)は、
木櫟(もくれき)という竹のささらで、頭を三度打ち、背を3回なで下ろして、音楽の終わりを告げる。「敔」は「差し止める」の意である。
中国では周代(前1200頃〜前256)には作られており、柷(しゅく)という楽器とともに用いられたが、漢代以後、柷は曲の始めに奏されるようになる。
朝鮮には高麗(こうらい)朝(918〜1392)に宋(そう)から伝えられ、孔子廟(びょう)雅楽の楽器となった。
Yahoo百科事典より引用 : 2012年当時の文面を記載させていただいております。
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音楽の始まりを告げる楽器として柷(しゅく)がある。
ギロ
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ヘコヘコ
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ラチエット
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柷(しゅく)
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私家版 楽器事典 / 楽器図鑑 gakki jiten
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