パンは、アルカディアという森に住む牧羊や羊飼いたちの守護神。
この神様、シュリンクスというきれいな妖精のおねえさんに惚れてしまって、ストーカーを始めたんだ。
パンはシュリンクスを追いかける。
シュリンクスはパンが好きじゃなかったので逃げていた。あまりにしつこいのでついに湖の中に潜り込んで隠れた。
それを見たパンは自分も湖に入り込んでシュリンクスをつかまえようとした。でも、手に取って抱きしめたものは植物の葦(あし)だったのよ。
残念。
パンはスケベだったけれども音楽好きでもあったので。葦を使って楽器を作ったんだね。それで、その楽器をシュリンクスとかいってね。
この楽器シュリンクスともパンの笛とも呼ばれるのはこんなギリシャ神話からだとさ。
