
レベック
Rebec
ヨーロッパの古い楽器(16世紀〜17世紀ごろ)であるが、もとはアラビアの擦弦楽器が伝わったものといわれる。
木を丸ごとから「お椀状」に削りだして、表面に響板を張ってある。
演奏方法は、左腕の上弾いていたが、そしてバイオリンと同じように肩と顎ではさんで演奏される形態もとるようになってきたようだ。
その昔、ヨーロッパでは、弓で弾く楽器としてレベックやフィドルがあったが、地域ごとに呼び名は一定でなく形も多種多様であった。
バイオリンという一定の形をし完成されたものが出来上がり、レベックもフィドルも姿を消していった。
ただし、フィドルという名称は現在のバイオリンのもう一つの名として現在でも残っている。

私家版 楽器事典
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楽器図鑑 gakki jiten
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