ヨーロッパ、ゴシック時代にはフィドルを弾く人物が絵画に描かれていたりする。形や大きさや弦の数もそれぞれで、楽器の持ち方も様々。
フィドルもレベックも弓で弾く弦楽器の総称というべきものなのだけれども、さらにヨーロッパという多言語の地域では呼び方、方言がやたらと生まれた。 ビオラ/ビュエル/フィドルなどはまったく違うようだけど語源は同じ。そして、バイオリンは「小さいビオラ」という意味から名づけたようなので、名前からいえばバイオリンよりビオラのほうが先輩である。 また、レベックがシカのもも肉に似ていることから、誰かがこれを(ジーグ/gigue)とニックネームで呼び出した。今でもドイツではその呼称を引き継いで擦弦楽器をガイゲ(geige)という。