楽器名一覧
小鼓 こつづみ
小鼓(こつづみ)
「つづみ」は皮をはった打楽器の総称だが、一般に鼓といえば写真の小鼓(こつづみ)を指す。
皮を張っている縄は調緒(しらべお)といって、小鼓はわりと緩めに締めてある。この緒をギュッと締め付けたり、ゆるめたりすることで音色が変化する。 胴の長さは25cmほど。
Webのプログレッシブ和英中辞典では "small hand drum"と訳されていたが直訳すぎて面白くない。 小鼓といえば「ぃよー ポン!」という掛け声と擬声語だ。それなら"イヨポン"とかはどうかな。"ヨーポン"でもよい。つづりは"Yohpon"だ。

大鼓 おおつづみ/おおかわ
大鼓(おおつづみ)
大鼓というくらいだから、小鼓にくらべるととてもデッカイのだろうと思うかもしれない。胴の長さは30cm弱なので、たしかに大鼓は小鼓よい大きいが、そんなにサイズに大差はない。素人が見ると区別がつかないかもしれない。
大鼓は、演奏前の1〜2時間前に、炭火で乾燥させた革を胴にかけ、調緒(しらべお)でギュギューッとめいっぱい締めあげる。 小鼓は「ポン」柔らかめの音だけど、大鼓は「カーン」という独特の甲高い音になる。

小鼓や大鼓のように砂時計型の胴がくびれた太鼓を細腰鼓(さいようこ)という。朝鮮半島にはチャンゴという細腰鼓がある。

トーキングドラム | 杖鼓(チャンゴ) | 桶胴太鼓

私家版 楽器事典 / がっきじてん