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フラット・マンドリン
Flat Mandolin
フラット・マンドリンはフラットなマンドリンである。音程がフラットではない。音程がフラットならちょっと困る。ボディの底がフラットである。
ボディのバックが平らになっている以外は通常のクラシック・マンドリンと変わりはない。
とはいえ、楽器がぺったんこであるということは、立った姿勢で演奏できるということ。これは画期的である。アコースティックなバンドで、ギター、バンジョー、ウッドベースなどと同じように立った姿勢で演奏する楽器の仲間に入ることがでたということ。
アメリカ発祥のカントリー・ミュージックに取り入れられたことで高音楽器としてのポジションが確立された。コード弾きで伴奏に加わるというのはフラット・マンドリンならではだろう。
8本弦の複弦なので4コース。複弦を活かしてメロディを弾く時は、トレモロを得意とする。
伴奏としてはギターやバンジョーといっしょに演奏する時「ン、チャ・ン、チャ」とアフタービートで鳴したりする。
ギターが弾ける人ならコードを押さえるのも簡単。5度調弦なのでギターのコードフォームとは逆方向に押さえればいい。
ちなみに、グネグネとした唐草模様風のデザインはギブソン社のもの。
私が若いころ、私達のバンドでは、メンバーがフラットマンドリンを使っていて、略して「フラマン」て呼んでた。これって一般的呼称かな・・よく分からない。
ふざけて「マンコリン」てな呼び方をもしてたけど・・・これは一般的ではないだろう。
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マンドリンは5度調弦。ギター・コードのフォームを知っているなら指板上で逆方向に押さえればいい。
アメリカ発で普及した楽器で、ブルーグラス、カントリー、ではおなじみ。また、ジャズやポップスなどでも使われている。
本体音響胴がグネグネとした唐草模様風のデザインはギブソン社のもの。
クラシック・マンドリン
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テナー・ギター
私家版 楽器事典
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楽器図鑑 gakki jiten
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