ケベロ
Kebero
ケベロは、エチオピア音楽で使用される両面ヘッドのドラム。円錐型になっており大きなヘッドと小さなヘッドで異なる音を出す。
大きな太鼓だが、ストラップで肩に掛けて演奏する。叩くのはバチなどは使わず素手。
エチオピアの宗教儀式で使用されるのはビッグサイズのもので、比較的小さなものは一般民衆の結婚や葬儀など儀式にも使われるという。
そもそも Kebero は、現地の言葉で「太鼓」を表す言葉らしく、他の種類の太鼓も kebero と呼ぶことがあるようだ。
赤い色の本体胴に草木の絵柄が描かれた大型のケベロ。
エチオピアや隣のエリトリアでは、ワレブ(wereb)と呼ばれる崇拝儀式でも使用される。
シャナシェル
Shanasher
シャナシェルは エチオピアのシストラム
シストラム(Sistrum)と呼ばれている儀式用のパーカッションは、とても古代よりの神具で エジプトや古代シュメール、バビロニアあたりでも使われている。
このパーカッションはエチオピアでも使われており、エジプトから伝わったと思われる。
エチオピアではシャナシェルと呼ばれ正教会の礼拝や行列で使用される。
エチオピアの楽器
私家版 楽器事典
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楽器図鑑 gakki jiten
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