読売新聞に「世界でも正倉院に二つしか残っていない弦楽器・・・(2014/08/13)」と、紹介されていた。
阮咸(ルアンシェン)が世界に二つしかないはずはないので、古く奈良時代より伝わる阮咸としては「世界に二つしかない」という意味だろう。
上部イラストの
桑木阮咸、螺鈿紫檀阮咸
が、その二つである。
現在の阮咸は西洋平均律でフレットが打たれているが、この二つの阮咸はとびとびである。当時の特別なスケール(音律)で演奏されたのだろう。
いずれも、長さ約102cmで、ボディの直径は38cmほど。
しかしまあ、ボディ表面のデザインは目・鼻・口と人の顔に見える時がある。一旦そのように見えてしまうと、ちょっと滑稽で間抜け面の表情がどうしても離れなくなってしまう。
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