サックバットはトロンボーンの原型となった金管楽器でスライド管を持つ。現在のトロンボーンとくらべてベルがあまり開いておらず小さい。 1600年〜1700年代、ヨーロッパの教会音楽で使われていた。
現代のトロンボーンと同様に、ソプラノ/アルト/テナー/バスなどのサックバット・ファミリーが作られていた。
右のイラストは、ドイツの音楽家プレトリウスの音楽大全(Syntagma Musicum 1615年頃)より。
スライド管を持つ金管楽器で、こんなのもあった。
19世紀のフランスやベルギーの軍楽隊では、ドラゴンのベルをもつ ビュサン という楽器が使われていた。 ・・・ ひょうきんな顔立ちで、あまり怖くないドラゴンだけどね ・・・。