タブラ
Tabla
バヤ
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タブラ
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タブラはインドの太鼓。
木でできた円筒形の太鼓と、金属製で丸っこい感じの太鼓をセットにしてタブラと称する。
が、この2つはちゃんと名前がついている。木でできた円筒形の太鼓がタブラで、金属の太鼓はバヤ(バーヤ、バヤン)。どちらも、片面太鼓で、底は閉じていて丸っこいので座布団の上に載せてある。
手のひら・指などで叩く。叩く位置やミュートのしかたによって多彩の音を出す。
目玉親父みたいに、鼓面に黒い●があるが、これは鉄粉と穀物の粉などを練ったもの(スヤヒーと云うらしい)を塗ったもの。タブラ・バヤの独特な倍音が含まれる音色は、この黒い●が重要な働きをしている。
右手で右位置の太鼓(タブラ)を左手で左位置の太鼓(バヤン)を叩く。
そりゃそうだろう当たり前でしょ・・。
いやいや、右手で左位置の太鼓(バヤン)は叩かないし、左手で右位置の太鼓(タブラ)は叩かないわけだ。
両手で、同じ太鼓を叩いてもよさそうだけどね。
ラテンミュージックのコンガなんかは二つ並んではいても一つの太鼓を左右の手でたたくんだけど・・・。
タブラバヤは、それぞれを叩く手は決まっているようだ。
ん〜、これは、例外があるのかもしれないけど、動画で確かめても、この法則は守られているいるみたい。
スティックを使わず、手で叩くわけだけれども、ほとんどは指を使う。両手とも鼓面から離れることはない。手のひらは主にミュートをする時に使う。
「打音」は何種類もあり、それぞれ流儀があるため、詳しくない私にはこれ以上説明しきれない。
ミュートとかの表現も正しくないかもしれない。
私家版 楽器事典
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楽器図鑑 gakki jiten
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