西アジアや中央アジアには、いろんな形のタンブールがある。これはトルコのタンブール。
メロディはほとんど1本の弦で弾き、他の弦はもっぱら共鳴の役目を果たす。鉛筆を持つような感じで(ちょっと違うが)スティック状のプレクトラムで弦をはじく。
細くて長いネックが特徴。はたして最上部まで手が届くのだろうかと心配になる。フレットのピッチが西洋音楽の平均律ではないのでとても細かい。フレットはガットなどを巻くのが古来よりの作りだけど、新しいものでは指板に金属のフレットを打ち込む方法も採用されている。
ボディの背面は、細長い木片をつなぎ合わせて丸っこく作ってある。