楽器の名前



モンゴルの楽器

カザフスタンの楽器



楽器一覧(弦鳴楽器)
ヤトガ Yatga
ヤトガ yatga
ヤトガは、モンゴルのロング・ツィター。中国の古筝(グーチェン)とよく似たデザインだ。
ロング・ツィターという言い回しは、あまり一般的ではないのだけれど、細長い胴に複数の弦を張った弦楽器の総称。 北はモンゴルから中国、朝鮮半島、南はベトナムあたりまで東アジア一帯で使われている。日本では箏(そう)・・・いわゆる「お琴」である。
この種類の楽器の特徴は、右手で弦をはじいて、左手は弦を押さえて張力を高めて音程を変える奏法があること。
日本の箏は床に置いて、演奏者も座り込んで演奏するけど、モンゴルのヤトガは片方を膝に載せる。
ヤトガの演奏



アルタイ ヤトガ Altai yatga
アルタイ・ヤトガ Altai yatga
アルタイ・ヤトガは、小型の弓形ハープ。支柱の先端は、山羊などがデザインされており2本の角(ツノ)を取り付けてある。
とても古い時代の楽器で、楽器現在演奏されているものは、復元されたもの。
モンゴル西部にあるアルタイ山脈に住む遊牧民が使用していたということから「アルタイのハープ」という名がついている。ヤトガはモンゴル語で琴(ハープ)を意味する。
ジャルガラント・ハイルハンという山にある古い墓(西暦600年頃)から発見され、モンゴル西部の遊牧民の間でも使用されていたことが分ってきた。

カザフスタンの弓形ハープ
モンゴルの西に隣接するのカザフスタンには アディルナ (Kazakh-adyrna) という弓形ハープがある。アディルナとアルタイ・ヤトガは、同系列で兄弟楽器なんだろうと思われる。

アディルナ adyrna Адырна
アディルナは、古代カザフの弓形ハープ。古代のトルコ人とキプチャク人によって使用されていた。 角のある動物(鹿や山羊)をかたどっていて、本体上部は皮張りで、7本〜13本の弦が張られている。


モンゴルの楽器

ダン・チャン | 古筝(グーチェン)


私家版 楽器事典 / 楽器図鑑
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