チャガネ
Chagane
チャガネは、アゼルバイジャンの弓奏楽器。弦は4本。
形がサズとかセタールに似ているのは、これら多くのリュート型弦楽器がペルシャ(イラン)が発祥であって、チャガネもその一つであるからだろう。
長いエンドピンがついて、チェロのように椅子にすわって演奏する。
演奏形態がチェロと似ているとはいえ、4本の弦を選ぶのは(弓を当てるのは)、弓側の仕事ではなく楽器本体側である。楽器本体をエンドピンを軸にして具合よく弓が弦に当たるように、クルっと回して位置決めする。
ブリッジの位置は随分と上の方(ネックに近い方)に付いていて、サウンドホールと位置が逆になってる。これは、弓でこする時に弓の毛が胴体に当たらないようにするためなんだろう。胴体にくびれたウェストがないからね。
そういえば、日本の胡弓も似たようにな発想で、ブリッジ(駒)の位置がネック(棹)の近くになってる。
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