楽器の名前一覧(弦をこすって音を出す)
クレタン・リラ Cretan lyra / lyra crete

クレタン・リラ (cretan lyra)
ギリシャ・クレタ島 の弓奏楽器。
リラ(lyra)と言えば、通常、竪琴の形をしている弦楽器のことであるが、古い言葉であるリラは弦楽器全般を表現する名前として、この楽器にもリラの名が付いているのだろう。

クレタン・リラの側面

ボディは薄く、削り出しで作ってあり、底は丸くなっている。弦は3本。

この楽器の少し変わったところを取り上げるならば、 ブリッジがサウンドホールの中に付いていること。ブリッジからは、胴体の底板まで伸びていて弦の振動がとどくようになっている。 これは、ヴァイオリンの魂柱にあたる。



もう一つは、ヒトに例えるなら「襟足」の部分に釣り下げフックが付いてること。この突起によって楽器を吊り下げるようにして演奏できるようになっている。
クレタ島の弓奏楽器
クレタン・リラのブリッジ部分
クレタン・リラのブリッジ部分

クレタン・リラのヘッド部分
クレタン・リラのヘッド部分


クレタン・リラの弦は爪で押さえる
弦を横から爪で押しつける
クレタン・リラは、弦を指板に上から押さえ込むのではなく 爪で横から押さえる。 そのため、弦はネックから高く離れた位置にあり、弦と弦は間に指が入るように幅広く取り付けてある。
爪で押しつけているので、ビブラートはスチール・ギターの様に指を(爪を)細かくスライドさせる。

クレタ島のクレタン・リラ
地中海の東 エーゲ海に浮かぶクレタ島
ギリシャ共和国の南の海、エーゲ海には約3,000もの島がありクレタ島はその中でも最大の島。古代クレタ文明(ミノア文明)が栄えた土地で、クノッソス宮殿をはじめとする多くの遺跡があり、地中海の代表的な観光地でもある。
ガドゥルカ | レベック ギリシャの楽器


私家版 楽器事典 / 楽器図鑑
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