私家版楽器事典

インドの楽器

楽器一覧 弦鳴楽器
タウス Taus

タウス ταως
北インドとパキスタン(パンジャブ地方)の楽器。
taus とは、ギリシャ語で孔雀(クジャク)のことだそうな。名前の通り孔雀胴体を持つ弓奏楽器。

孔雀の背中あたりには皮がはってあって、全体の構成はディルルバにとてもよく似ている。 それもそのはず、重くて扱いにくいタウスを演奏重視で軽くして作り上げたのがディルルバだということだ。
ディルルバ
あなすずめ
taus というのはギリシャ語だ、ということで Google の「Google翻訳」でいろいろと遊んでいたのだけれど、結局ギリシャ文字とかが出てきてよく分からなくなった。でも なんか タウス とよめるような文字列だったので、そのようですね。
それはそれでいいんだけれども、「Google翻訳」はスピーカーのアイコンをクリックすると音声で読みあげてくれるので、漢字表記の孔雀で何気なくポチッと押してみた。
  女性の声で「ア・ナ・ス・ズ・メ」・・・・・何度聴いても「アナスズメ」
最初は何を行っているのかよく分からなかった。あなすずめ・・・・そうか・・・ 「孔」と「雀」を分解して読むと確かにそうなる。
でもね、孔雀と書いた二文字を「くじゃく」と読んでいるので、突然「あなすずめ」といわれてもねぇ。
(2012年11月17日)

タウス taus を演奏する男性
共鳴弦を含めると30本ほどの弦を張ってあるので、ネックには糸巻き(ペグ)がズラッとならんでいる。

ディルルバ


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gakki jiten