
天吹(てんぷく)
tenpuku
形は尺八に似ているけれども長さ30cmほどで小さい。音も尺八より高くて小鳥がなくような音がでる。
天吹(てんぷく)は、鹿児島県に伝わる郷土楽器で、尺八によく似た無簧(むこう)(ノン・リード)の縦笛。
平たく曲がったホテイチクの根に近い部分でつくり、管の長さ約30センチメートル、外周は7〜8センチメートルで、尺八に比べ細く短い。
前面4孔、背面1孔の5孔3節であることから、現行尺八の古型の一つとも考えられるが、管尻(かんじり)に近い第1節を節抜きせずに小孔をあける点、また歌口の切り方など、尺八とは著しく異なる。
尺八型の歌口もつくられたらしいが、主流は息を集める部分を皮目だけ残して内側からえぐる、つまり中国の洞簫(どうしょう)型である。
製管法は原始的で、管長、節、指孔位置なども、製管者によって各管各様である。
しかも、指孔は管長ではなく、管の外周の長さで決めるため、安定した音律を得るのが困難である・・・・・
Yahoo百科事典より引用:
2012年 当時の文面を記載させていただいております。
私家版 楽器事典
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楽器図鑑 gakki jiten
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