インドにはラーガという音楽旋法がある。北インドと南インドでは音楽形式が違うが、いずれも独自かつ複数のラーガを持っている。
私たちの脳みそにしみこんでしまっているのは、1オクターブを12分割している旋律だが、
ラーガは基本として5〜7つの音階があり、微妙に高い微妙に低いという音程(微分音)が入り込む。
半音高い、半音低いではなく、いわば「4分の1音」とでもいうべき音程。
また、強い音・弱い音を出すルール、ある特定の音の次はこの音を鳴らすなどの決まりもある。
楽譜はなく即興演奏であるが、でたらめではなくラーガのルールに則り演奏される。
複数人で演奏する場合は、メンバーがそのラーガを読み取り、一体となって旋律を作り上げる。
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