ダブルベル・ユーフォニアム
Double bell Euphonium
ユーフォニアムを原型として音色の違うもう一つのベルをとりつけてある。
大きいベルはユーフォニアムの音で、小さいベルはトロンボーンに似た音が出るらしい。
ユーフォニアムのダブルベルバリエーションは1880年代にアメリカで生産され、
1900年のはじめ頃、スーザのバンドでは盛んに使われていたけど、全体的にはそんなに普及した楽器ではない。。
ダブルベル・ユーフォニアムは4個または5個のピストンバルブがついていて、一番最後のバルブ(4番目または5番目)でメイン・ベル(大)とセカンダリ・ベル(小)を切り替えることができるようになっている。切り替え方式であって同時に鳴らすことはできない。
この楽器には少数の支持者はいるものの、現在では量産されておらずプロのミュージシャンが使うことはほとんどいない。
2つのベルは特別な効果を演出できるものの実際にはメインのベルだけを使うことが多く、事実上は「重たいユーフォニウム」だという寂しい状態だったようだ。
量産は1960年頃には終了している。
ユーフォニアム
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バルブ・トロンボーン
ジャッゾフォン
私家版 楽器事典
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楽器図鑑 gakki jiten
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