ノーマフォン
Normaphone
1900年代始め、アメリカのジャズはヨーロッパへ波及し人気音楽となり新しく色々な管楽器が開発された。そんな中、サクソフォンの形をした金管楽器も作られた。
ベルが2つ付いたものや、バルブがピストンだったりロータリーだったり、大きさも仕様も様々。
最初のノーマフォンはドイツで作られ、ソプラノ、アルト、テナーなど複数のサイズがあり、その後ドイツ以外でも作られた。
メーカーや制作者が、似た楽器を独自に開発し名前を付けたりしているので、エキサイトホーン(Excite horn)、ジャッゾフォーン(Jazzophone)などと様々な名称で呼ばれるものがあり 作りもそれぞれ異なる。
ジャッゾフォン
Jazzophone
2つのベルを持ったジャッゾフォン
ジャッゾフォンもサクソフォンのような形をした金管楽器。ベルを2つ持ち、一方のベルは普通に開いているが、もう一方はミュート(ワウワウミュート)を備えている。
この2つのベルは、手元で切り替えることができるようになっていて、開け締めも手元から行える。
2種類の音は、演奏中いつでも切り替えることができる。ただし、同時に鳴らすことはできない。
ちなみに、標準ベルとミュートベルの左右位置は楽器によって逆だったりして決まっていないようだ。
ダブルベル ユーフォニアム
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サクソルン
私家版 楽器事典
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楽器図鑑 gakki jiten
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